マンホールの蓋はなぜ丸い?
日本中どこを探しても、四角いマンホールはありません。なぜ丸で統一されているでしょう?
チッチッチッチッチッチッチ…。答えは、どんな向きにしても、下に落ちないからです!
他にも、転がし運べたり作りやすかったりしますが、一番は安全性です。四角だと角が欠けたり、角度によっては下に落ちてしまいます。
マンホールを外すということは、作業する人が下にいる可能性が高いですからね。約50キロもあるマンホールですから、万が一のことを考えて「丸」に統一されているのです。
マンホールにもデザインがある
全国の市町村にはそれぞれの地域色を活かしたデザインマンホール蓋があります。マンホールカードが存在するくらい、ご当地を訪れる人に人気があります。
札幌市は時計台と豊平川を遡上するサケ、当別町は伊達邦直公の甲冑姿、登別市は鬼や熊、帯広市はばんえい競馬など、その土地を象徴する柄になっています。
昭和60年頃から始まったご当地マンホールデザイン。下水道事業のイメージアップと市民アピールのために始まったと言われています。しかし、この競争が激化してちょっとした問題が起こっているのをご存知ですか?
マンホールは絶対的に安全ではなくてはなりません。デザインが優先されスリップするなどの安全性が蔑ろにされていることも…。「飽きがなく、誰がみても分かって、耐久性があって、絶対に安全であること」この全てをクリアしてこそ、本当に「良いマンホール」と言われるのでしょうね。
へっぽこライター伊勢が知った下水管のはなし
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