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管渠(補修、更生・改築)

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管渠(かんきょ)修繕、更生(改築)

管渠の中でも損傷や劣化が激しい状況にあるものが下水道管です。 下水道管の寿命はおよそ50年(鉄筋コンクリート管)と言われておりますが、 下水道管もコンクリート管、陶管、塩ビ管、鋳鉄管等様々なものがあります。 それぞれ長所と短所がありますが、日本では鉄筋コンクリート管が大半を占めております。
下水道管の多くは道路や歩道下に埋設されていることが多く、 またそれゆえに道路を走る大型車輌等による加重や振動、 大都市圏のように人口が集中する地域、産業が盛んな地域では大量の排水が常時流される状態のため、 管自体の劣化の進行が早く、50年の寿命を待たず補修や入れ替えを余儀なくされるケースが増えてきております。
しかしながら、都市部の地下には電線、水道、ガス、通信(光ファイバー等)等、 様々な管や配線が張り巡らされており、また道路や歩道には自動車や歩行者の往来が多く、 大々的な開削による管渠の入替え工事は環境的にも厳しいのが現状です。
当社では平成4年より非開削による管渠の更生工事を開始し、 マンホールからマンホールの間の管渠を全面改良する更生(改築)工法、 部分的な補修を行う部分内面修繕工法を取り入れ、 現況ニーズに答えられる体制でお手伝いさせて頂いております。

管渠の全面補修(管渠更生・改築)

破損、老朽化した既設管渠の管渠全面(下水道であればマンホールからマンホールの間の管渠全面) を補修、更生・改築する工法です。(工法や管径により施工最長延長が異なります)

【特徴】
  • 非開削で管渠の改築(再構築)が可能。
  • およそ2〜4時間の短時間(※1)で、管を更生します。(工法や諸条件により異なります。)
  • 建設発生土や産業廃棄物の発生を大幅に削減できます。
  • 非開削なため、より安全に作業を行うことができます。
  • 他の埋設物に影響を及ぼす事が殆どありません。
  • 多くの工法は管渠内部の粗度状態を改善するため流下能力が低下しません。
  • 硬化樹脂系や硬質塩ビを主剤とするものが多く、コンクリート管と比較すると、腐食や磨耗に強いものが多い。
  • コンクリート管や陶管より地震等の災害に強いものが構築できる。(特に自立管タイプや複合管タイプの場合)

※1 大口径、長距離施工等を除く。取付穴穿孔や管口仕上げ等の前後処理時間を除く。

当社で扱っている管渠更生・改築(全面補修)工法の種類
形成工法 更生管を牽引挿入し圧力密着後硬化で既設管と一体化させる工法

反転工法 更生管を水圧や空気圧で反転挿入し圧力密着後硬化で既設管と一体化させる工法
製管(複合管)工法 更生管(材)、裏込め材、既設管を一体複合化させる工法


当社で扱っている管渠更生・改築(全面補修)工法

形成工法 オメガライナー(適用口径150〜400o)
(牽引挿入、蒸気熱復元、特殊硬質塩ビ、自立管※)
※ 既設管強度に頼る事無く更生管単独で同等以上の強度を持つ更生管
パルテムSZ(適用口径200〜800o)
(牽引挿入、蒸気熱硬化、熱硬化性樹脂、自立管)
反転工法 ホースライニング(適用口径150〜1,200o)
(空気圧反転挿入、蒸気熱硬化、熱硬化性樹脂、2層構造管※)
※ 既設管と合わせて自立管同等強度を持つ更生管
製管工法
(複合管工法)
SPR(元押式250〜1500o、自走式900〜5,000o)
(機械形成、モルタル硬化、専用無収縮高強度モルタルほか、複合管)
パルテムフローリング(800o〜)
 (人力形成、モルタル硬化、専用無収縮高強度モルタルほか、複合管)

当社管更生施工実績(〜平成23年3月末迄)

総施工延長 9,509m(北海道内施工分)
施工実績管径 φ150〜1,060o(北海道内施工分)

当社お勧めの全面修繕(管渠更生)工法

オメガライナー
下水道管材として多くの特性を持つ硬質塩ビ管を、非開削で呼び径150〜400の小口径管路における更生管として使用する工法です。塩ビ管内に蒸気を送り、 加熱することにより円形に復元。圧縮空気により既設管に密着させ非開削でスピーディーに塩ビ自立管として更生します。
加熱のみで円形にスピード復元。


理由1 熱硬化性樹脂では無い為、施工中に発生する臭気が殆ど無い。
理由2 完成時の厚み均一性に優れている。
理由3 材料の特性でシワが発生し難い。(仕上がりがきれい)
理由4 自立管タイプ(R材)であるにも拘らず取付穴穿孔が容易等、総体的に熱硬化性の自立管タイプ工法より施工が早い。(同一の管径・延長・取付数での当社比)
理由5 万が一、施工トラブルがあっても再加熱で撤去が可能(リスク回避力がある)(熱硬化性樹脂工法は硬化後再加熱しても変形しない為、撤去が困難)
理由6 熱硬化性樹脂とは違い、未硬化の危険性を伴わない。(管理リスクの軽減)

管渠の部分内面修繕

管渠の一部が破損している場合に全面を補修・更生すると、コスト高となってしまいます。 その様な場合は、部分的な内面修繕によって既設管本来の寿命を確保することが必要です。 また、部分内面修繕は、コスト並びに施工が全面補修・更生、 他工法と比較すると安価で且つ施工的にも迅速に対応できる事から、 緊急を要する箇所に多く使用されております。
一般的に管渠の破損(ひび割れ、浸入水、管ズレ等)があると、 破損箇所からの土砂流入が認められるか、今後流入する確率が上がります。 土砂流入量が多くなり、それらを放置していると地上部の陥没を招く危険性が高まります。 地上部の交通や建築物等へ悪影響を及ぼし災害に発展させない為にも、 目に見えない地下埋設管渠の健全的維持が重要と考えます。

直径800ミリ未満管渠の部分内面修繕

800o未満の小口径管渠は中に人が入ることができませんので、専用の機器を使用し修繕します。 当社で使用している工法は以下の通りとなっています。
また、どの工法も管内洗浄(清掃)車、TVカメラ車を併せて使用し施工します。 浸入水がある場合は、程度によりパッカー止水工を前処理として使用し浸入水を 止めてからの施工をお勧めいたします。 (ASS、ASS−L・Hは直径150o〜600oが補修対象管径となります)

ASS-L・H工法 メーカー工場で受注製造される光硬化樹脂を含浸した補修シートを可視光線スリーブに巻きつけ、管渠洗浄後TVカメラで位置を確認し破損部分との位置を合わせます。圧着後、可視光線を照射し硬化させ補修する工法です。
ASS工法 熱硬化性樹脂を現場においてクロスに含浸させ、熱スリーブに巻きつけたものを、 管渠洗浄後にTVカメラを使用しながら破損部分に位置を合わせます。 圧着後、熱スリーブを加熱し硬化させ補修する工法です。
LC工法 メーカー工場で受注製造される光硬化樹脂を含浸した補修シートを可視光線スリーブに巻きつけ、管渠洗浄後TVカメラで位置を確認し破損部分との位置を合わせます。圧着後、可視光線を照射し硬化させ補修する工法です。
バッカー止水工法 止水剤と専用止水剤注入栓(パッカー)を用い、破損部分を修繕することにより、 破損部等から管渠内部に浸入する地下水を止めます。 浸入水は量が多くなると水と共に泥や砂を大量に管渠内に流入させる事があります。 破損程度が小さく浸入水が多い場合や、部分内面修繕または全面補修(更生・改築)の前処理として多く用いられます。

直径800ミリ以上管渠の部分修繕

800ミリ以上の管渠については、作業員が直接管渠内で補修します。※ ※破損状況等によっては、作業員が直接補修できない場合もあります。

当社お勧めの部分内面修繕工法

ASS-L・H工法
メーカー工場で受注製造される光硬化樹脂を含浸した補修シートを可視光線スリーブに巻きつけ、 管渠洗浄後にTVカメラを使用しながら破損部分に位置を合わせます。 圧着後、可視光線を照射し硬化させ補修する工法です。
理由1 補修シートはメーカーの厳しい管理の元、一貫してメーカー工場で製作される為、材料品質の安定性と信頼性が高い。
理由2 硬化が始まる可視光線(太陽光等)が届かない管渠内作業では、 可視光線を照射するまで硬化し難い為、スリーブの位置合わせや挿入等の 作業に手間取る状況下でも安心して施工が可能です。
理由3 補修材単価、機材価格は高価であるが、 可視光線感光硬化により硬化時間が熱硬化の工法より短縮でき、 日当りの修繕箇所数が多くもてるので総体的な施工単価 は熱硬化工法に比べ高価にはなりません

※同種工法であるLC工法もお勧めしております。

汚水桝の部分内面修繕

公共汚水桝内面修繕 公共汚水桝の補修は従来、開削入換や目地補修で破損や浸入水対策を行ってまいりましたが、 本工法では特殊熱硬化用スリーブと熱硬化薬剤を含浸させたガラスクロスを用い、 非開削による補修や浸入水防止が可能です。 従来の開削方式であれば、公共汚水桝等の設置場所の多くが民地等厳しい条件下にあるため、 開削施工時のトラブルや狭い場所での作業による安全性や施工性が問題とされておりました。 本工法であれば開削することなく補修や浸入水防止が可能となります。 【特徴】
  • 桝側取付管口と桝本体の一体型内面補修が可能(桝側取付管口より150o迄取付管内面補修が可能)
  • 様々なインバート形状に合わせての一体補修が可能
  • 取付管用ミニスリーブ併用により桝取付管口から約400oまで取付管内面を補修可能
  • 取付管内面も部分補修が可能(ミニスリーブ使用で約300o幅。但し、桝側管口から曲管部までの間に限る)
  • 桝中間部や中間目地の補修も出来ます

その他の補修

Vカット工法 マンホール内の目地やクラック(ひび割れ)、管口等からの浸入水を止め、補修する方法としてVカット工法があります。 止水箇所をV字型の溝状に削り、止水剤、補修材を用い止水します。